【実測】pCloudの速度は遅い?26分の動画1.5GBでガシっと検証
買い切りが魅力的なのに、『遅い』の一言が気になって踏み出せない—。
その迷い、よくわかります。
白状すると、私は速度を調べずに買ってしまい、初回のアップロードで「えっ、こんなに時間かかるの…?」と焦った一人です💦
だからこそ、これから買うあなたには先に本当のところをお伝えしておきます。
結論から言うと、日常使いなら十分速いです。
実際に1.46GBの動画(ディズニーのショーの動画(26分))をアップロードしたら、1分21秒で終わりました。
この記事内で実測画面つきで公開しています。
理由はシンプルで、2026年3月にpCloudが東京にサーバー(POP)を設置し、日本からの速度が約2倍に改善したからです。
例えるなら『海外の本店に国際電話をかけていた状態』から、『日本に受付窓口ができた』そんなイメージです。
ただし正直に言うと、向いていない使い方もあります。
この記事では、良いことも悪いことも実測データつきで包み隠さずお見せします。
1.46GBの動画で実測した、アップロード・ダウンロードのリアルな速度
『遅い』と言われてきた理由と、2026年3月の東京POPサーバーという転機
遅いと感じたときに疑うべき6つの原因(実はiPhone側が原因のことも)
データリージョン(EU/アメリカ)選びの結論
正直に言う、pCloudが向いていない人
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【結論】日常使いなら『速い』。ただし合う人と合わない人がいる
pCloudの速度に関する不安は、実は検索する人によって中身が違います。
これから乗り換える人
└ 最初にまとめて大量のデータを上げる必要がある
└ ここは正直に『時間がかかる』ことを覚悟してほしい
すでに使っている人
└ 毎日ちょこちょこ写真や動画を追加するだけ
└ このケースはほぼストレスを感じない
つまり『最初だけ遅いと思うくらい大変、あとはずっと快適』というのが実態です。
この記事では、その両方を実際に自分でやってみた実測でお見せします。
2026年3月、pCloudが東京にサーバーを設置|『遅い』の前提が変わった
何が起きたのか?例えるなら『日本に受付窓口ができた』
pCloudは2026年3月、日本国内(東京)に「POPサーバー」という設備を設置しました。
難しく聞こえますが、例えるならこうです。
【いままで】
スイスの本店に、国際電話で直接注文していた状態。
つながるまでも、注文を確認し合うやりとりも、いちいち時間がかかる。
【2026年3月から】
日本に「受付窓口」がオープン。
注文は近所の窓口が受け取り、本店とのやりとりは窓口がまとめて高速処理してくれる。
データの保管場所(倉庫)はいままで通りスイス品質のまま。
変わったのは『日本からの通り道』だけです。だから安全性はそのままに、速度が改善されました。
公式発表では『接続速度が約2倍』に
公式の発表によると、日本からの接続速度は次のように改善しています。
| リージョン | 設置前 | 設置後 |
| US サーバー |
平均60Mbps | 平均110Mbps (約1.8倍) |
| EU サーバー |
平均35Mbps | 平均80Mbps (約2.3倍) |
出典:pCloud公式プレスリリース(共同通信PRワイヤー)
ネットの『pCloudは遅い』記事の多くは、実は”古い情報”
検索して出てくる「pCloudは遅い」というレビューの多くは、2026年3月より前に書かれたものです。
家の前に高速道路のインターチェンジができたのに、『あの家は遠くて不便だ』という昔の評判だけが残っている—。
今はそんな状態です。
では、いま実際に測ったらどうなのか。
次のセクションで、私が実測した結果をそのままお見せします。
【実測!】初回まとめてアップロードすると、実際どれくらいかかる?
数字だけ並べても実感がわかないので、手元にある一番重たい動画で試しました。

| 項目 | テストに使った動画 |
| 内容 | 東京ディズニーランドのショー1本まるごと(25分59秒) |
| 撮影 | iPhone 16/1080p・25.95fps・HEVC・ドルビービジョン |
| サイズ | 1.46GB |
| 方法 | pCloudアプリから直接アップロード/カメラロールへ保存 |
| 回線 | 自宅Wi-Fi(下り383.9Mbps・上り348.5Mbps・レイテンシ9ms) |
| 項目 | アップロード | ダウンロード |
| 所要時間 | 1分21秒 | 3分16秒 |
| 実効速度 | 約144Mbps | 約60Mbps |
| そのときの回線 | 上り348.5Mbps | 下り383.9Mbps |
| 回線に対する割合 | 約41% | 約16% |
アップロードは1分21秒。想像よりずっと速い
26分のショーが1分21秒。撮影時間の20分の1以下で預け終わりました。
速度に直すと約144Mbpsで、回線の上り(348.5Mbps)の約4割です。
『半分も出ないのか』と思うかもしれませんが、クラウドへのアップロードで回線を使い切れることはまずないので、これは十分速い部類です。

ダウンロードは3分16秒|実は上げるより遅い
意外だったのがこちらです。戻すほうが2.4倍時間がかかりました。
回線は下りのほうが速いので、回線が原因ではありません。
なお、この3分16秒にはカメラロールへの保存処理も含まれています。
純粋な通信速度ではありませんが、『手元に戻すまでに実際どれくらい待つか』という意味では、こちらのほうが現実的な数字だと思います。
別の日に1.1GBで測ったときも約58Mbpsだったので、たまたまではなく傾向と考えてよさそうです。
【重要】普段はカメラロールに戻す必要がありません
ここまでの3分16秒はあくまで実験です。
日常の使い方では、わざわざカメラロールに戻す必要はありません。
考えてみれば当たり前で、
『スマホの容量を空けたくてpCloudに預けた』のに、見るたびに1.46GBを戻していたら意味がありません。
pCloudには『オフラインアクセス』という機能があります。
アプリ内で『お気に入りのファイルやフォルダを長押し』して『オフラインで利用する』を選ぶだけ。
アプリの中に置いたまま、ネットがなくても再生できるようになります。
保存されたものは「オフラインファイル」としてまとめて管理できます。
オフラインアクセスのいいところ
└ カメラロールが動画で埋まらない
└ アプリ内でフォルダ分けしたまま、整理された状態で見られる
└ 飛行機の中・地下鉄・電波の悪い旅先でも再生できる
つまり「預けて、そのまま快適に見る」で完結します。
カメラロールに戻すのは、他のアプリに渡したいときや動画編集をしたいときくらいです。
オフラインファイルの設定手順は、スクショ付きでこちらにまとめています
自分のデータ量だと、どれくらいかかる?
上の実測をもとに換算した目安です。
| データ量 | アップロード | ダウンロード (保存まで) |
| 10GB | 約9分 | 約22分 |
| 50GB | 約46分 | 約1時間50分 |
| 100GB | 約1時間35分 | 約3時間45分 |
| 500GB | 約7時間45分 | 約18時間40分 |
※回線・時間帯・ファイル数で変わります。上の表は「桁感」をつかむ目安としてください。
容量の感覚:ショー1本で約1.5GB
この実測から、もうひとつ分かったことがあります。
1080p動画の容量目安
└ 1分あたり:約56MB
└ 1時間あたり:約3.4GB
└ ショー1本(26分):約1.5GB
これを各プランに当てはめると、こうなります。
| プラン | ショー何本分 | 動画の時間に直すと |
| 無料10GB | 約6本 | 約2.6時間 |
| 500GB | 約330本 | 約143時間 |
| 2TB | 約1,300本 | 約560時間 |
無料の10GBだと、ショー6本で埋まります。旅行やイベントの動画をまとめて残したい人にとって、無料プランは「お試し」と割り切ったほうが現実的です。
無料の10GBで実際どこまで使えるのか、7つの用途で検証しました
正直に言うと、まとめて上げるとそれなりに時間はかかります。
【私の失敗談】初回の引っ越しは『1ヶ月かけて、少しずつ』
ここは、この記事で一番お伝えしたい部分かもしれません。
正直にいうと、私も最初はPCでまとめてドラッグ&ドロップして、「……これ、進んでるの?」と画面の前で固まりました💦
そこで方針を変えて、1ヶ月くらいかけて、少しずつ引っ越しを進めました。
やり方は単純で、毎晩、寝る前に1フォルダだけ選んで上げておく。
それを繰り返すだけです。朝には終わっているので、待っている感覚がありません。
やらかしました。消してはいけないものを消しています
なぜここまで慎重になったかというと、実際に失敗したからです。
昔集めたMP4の音楽データを、「もうpCloudに入れたはず」と思い込んで、元のデータを削除しました。
あとで確認したら、入っていませんでした。当然ですが、二度と戻ってきません。
だから鉄則はこれだけです。
そもそもデータは、そんなに簡単にコピーできません
意外に思われるかもしれませんが、大量のデータの移動には、どうしても時間がかかります。
これはpCloudが遅いという話ではなく、どのサービスを使っても同じです。
数十GB、数百GBというのは、それだけで『引っ越し』規模の作業です。
一晩で全部終わると期待してしまうと、途中で不安になって、私のような『できたと思い込んで消す』事故につながります。
最初から『1ヶ月かける』と決めてしまったほうが、気持ちがラクですし、何より安全です。
引っ越しと同じで、大変なのは荷造りと搬入の一回きりです。
住みはじめてしまえば、あとは買い足したものを棚に置いていくだけ。
pCloudも最初の移行さえ終われば、撮った写真がその日のうちに自動で足されていくだけになります。
ここまで来ると、速度を気にすることはもうありません。
日々の追加は一瞬。しかも「自動」で上がります
まず時間の話から。さきほどの実測(18MB/秒)から換算すると、日常の追加はこうなります。
日常の追加アップロード(換算)
└ 5分の動画(約280MB)→ 約16秒
└ 写真10枚(約25MB)→ 約2秒
つまり時間がかかるのは最初の引っ越しだけで、そのあとは待ち時間を意識することすらありません。
そもそも、毎回アプリを開く必要がありません
iPhoneは、アプリが裏でずっと通信し続けることを許していません。
アプリの設定画面にも『iOSアプリがバックグラウンドで実行される時間は限られている』
と書かれています。
そのため自動アップロードは、iPhoneが許したタイミングで少しずつ進みます。
『置いておけば、そのうち上がっている』くらいに構えておくといいでしょう。
【要注意】写真が上がらない、一番多い原因
もうひとつ、見落としがちな設定があります。
ここがオフになっていると、アプリを開いているときしかアップロードされません。
『自動にしたのに全然進まない』と感じたら、ここを確認してください。
『Wi-Fi接続時』だけにしておくのがコツ

自動アップロードの設定には『アップロードするタイミング』という項目があります。
『Wi-Fi接続時』と『充電中』を条件に選べます。
ここは『Wi-Fi接続時』だけを選ぶのがおすすめ。
これだけでモバイル回線では自動アップロードが動かなくなるので、ギガを気にせず放っておけます。
iPhoneは電池を守るためにバックグラウンド処理を打ち切ることがあります。
旅行の後など大量にあるときは、帰宅後に一度アプリを開いて上がりきったか確認しておくと確実です。
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違うのは、支払いが今日で終わることだけ。
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正直に言います。大量の動画を扱う人にpCloudは向きません
大量・高画質の動画を日常的に扱う人は要注意
私が仕事用の重い動画をアップロードしようとした時や、
初回の引っ越しでPCからまとめてドラッグ&ドロップした際は『進んでいるのか分からない』状態になり、焦った経験があります💦
大量の動画を扱うような、日常的に動画編集をするクリエイターには向いていないと思うのが私の本音です。
正直に『向いていない』と言えるのは、逆に言えばそれ以外の使い方なら、自信を持っておすすめできるということでもあります。
「遅い」と感じたときにまず疑うべき5つの原因
回線が混雑していないか
└ 時間帯やWi-Fi環境で速度は大きく変わる
プロバイダの速度制限(スロットリング)
└ 短時間に大量アップロードすると制限がかかる回線会社もある
ファイルの「数」が多すぎないか
└ 容量よりファイル数が転送速度に影響しやすい
スマホの省電力設定
└ バックグラウンド通信が制限されているとアップロードが止まって見える
アプリのキャッシュ
└ 「未アップロード」情報が溜まっていると進まなくなることがある
意外な盲点|それ、pCloudではなく『iPhoneの変換時間』かもしれません
写真アプリから動画を共有すると、「準備中…」という表示が出て待たされることがあります。
実はこれ、pCloudのアップロードではありません。
iPhoneが動画を互換性のある形式(HEVC→H.264)に変換している時間です。
つまりpCloudにデータが流れ始める前の、iPhone内部の下ごしらえです。
例えるなら、宅配便が遅いと思っていたら、実は荷造りに時間がかかっていた。——そんな話です。
データリージョン(EU/米国)はどっちを選ぶべき?
| 項目 | 内容 |
| 保存先 | EU(ルクセンブルク)/米国(テキサス州) |
| 選べるタイミング | アカウント登録時のみ |
| 後から変更 | 可能(1回$19.99・3ヶ月に1回まで) |
| 法的な違い | EUはGDPR適用でプライバシー保護が特に厳格 |
【2026年3月以降】どちらも速くなった。それでも結論は『迷ったらアメリカ』
東京POPサーバーの設置後は、どちらのリージョンを選んでも東京経由で高速化されました(US: 60→110Mbps、EU: 35→80Mbps)。
それでも比べれば、アメリカの方が約1.4倍速い状況は変わっていません。
迷ったらアメリカ(US)でOK
└ 速度は最速の110Mbps。(当ブログでは一貫してこの選び方をおすすめしています)
EUを選ぶのはこんな人
└ EU法(GDPR)配下での保管という『プライバシーの厳格さ』を何より優先したい方
基本は『迷ったらアメリカ』でOKです。
プライバシーの厳格さを何より重視する方だけ、EUリージョンを検討すれば十分です。
なお、会社そのものの信頼性(本社はどこの国か等)については、別記事で詳しく調べています。
速度の不安は解消できたのであれば、あとは『本当に買って後悔しないか』というところ。
実際に買った人の声が最後の判断材料になります。
よくある質問|pCloudピークラウドの速度のQ&A
2026年3月以降は、遅くありません。
同年3月に東京へサーバー(POP)が置かれ、公式発表で接続速度は約2倍になりました。
ネット上の「pCloudは遅い」という記事の多くは、それ以前に書かれた情報です。
実測でも1.46GBの動画が1分21秒。回線の上り速度の約4割が出ています。
100GBで約1時間35分が目安です。
ただし一度に終わらせようとしないでください。実際に私は、まとめて移そうとして失敗しました。
おすすめは毎晩1フォルダずつ、1ヶ月かけて進める方法です。
元データを消すのは、pCloud側で開けることを確認してからにしてください。
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「iCloud写真」を使っている場合、iPhone側の設定が原因のことがあります。
まず 設定 →[自分の名前]→ iCloud →「写真」を開いてください。
・「このiPhoneを同期」がオフの場合
この原因ではありません。別のところを探しましょう。
・「このiPhoneを同期」がオンの場合
下に出てくる「オリジナルをダウンロード」を選んでください。
iCloud写真をオンにしていると、初期状態では「iPhoneのストレージを最適化」が選ばれています。この状態だとiPhoneには軽い低画質版しか残らないため、pCloudが原本を読み取れず、アップロードできないことがあります。
使えますが、動画はWi-Fiを強くおすすめします。
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アプリの自動アップロード設定で「WiFi接続時」だけにチェックを入れておけば、モバイル回線では動かなくなるので安心です。
正直なところ、はっきりした理由は分かっていません。
実測では、アップロード1分21秒に対してダウンロードは3分16秒。回線は下りのほうが速いので、回線が原因ではありません。
ただし日常では困りません。アプリ内のオフラインアクセス機能を使えば、カメラロールに戻さずそのまま見られるからです。
オフライン機能の設定手順はこちらで解説しています
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